【神奈川県への要請】不足する病床機能の確保と必要な人材確保を求める要請
2023.02.01
2023年2月1日
神奈川県知事
黒岩 祐治様
神奈川県民主医療機関連合会
会長 野末 浩之
不足する病床機能の確保と必要な人材確保を求める要請
日頃から医療供給体制の確保と人材確保に向けて、ご尽力いただきありがとうございます。
神奈川県の医療供給体制と医療従事者を人口10万人当たりで見ると病院の施設数は3.7病院で全国47位、病院病床数は81.05床で全国47位、医師数は205.4人で全国39位、看護師数は686.6人で全国45位と低迷しています。
県民の命と健康を守る視点から見れば、早急に医療供給体制を整備し、医療従事者を確保しなければなりません。
ところが、厚労省は2019年に「病床削減」を前提とした公立・公的医療機関等の再検証を要請する医療機関名を公表しました。神奈川県は、厚労省から再検証の要請通知を受けて、地域医療構想調整会議で議論し、対象医療機関の再検証結果をまとめています。
2022年12月14日に開催された「第10回地域医療構想及び医師確保計画に関するワーキンググループ」で紹介された内容を見ると、神奈川県の再検証対象となる10病院のうち6病院が、2017年7月から2025年7月までに病床機能あるいは病床数を変更する予定になっています。全体の病床数は、2,500床から2,366床になり、134床減少する見込みです。このうち、回復期病床は417床から684床に増加する一方、急性期病床は1,686床から1,461床に減少、慢性期病床は154床から138床に減少します。
神奈川県は『第7次保健医療計画(2018年度~2023年度)で、医療・介護ニーズの増大が見込まれる2025年に向け、不足する病床機能の確保及び連携体制の構築、在宅医療の充実、それらを支える人材の確保・養成などの課題を「地域医療構想」として盛り込んでいます。
現在、「第8次保健医療計画(医師確保計画)」策定に向けた議論が進んでいることと思います。そこで、以下の要請を行います。
【要請事項】
1.「第8次保健医療計画(医師確保計画)」に必要な医療体制の整備、不足する病床機能の確保、医療従事者の確保・養成を盛り込むこと。
2.新型コロナ感染症など新興感染症等の医療供給体制を確保すること。
以上