【神奈川県への要請】新型コロナ感染「第7波」から県民の命を守るための緊急要請
2022.08.01
2022年8月1日
神奈川県知事
黒岩 祐治様
神奈川県民主医療機関連合会
会長 野末 浩之
新型コロナ感染「第7波」から県民の命を守るための緊急要請
日頃から新型コロナ感染症対策にご尽力いただきありがとうございます。
新型コロナの感染者は全国で20万人前後の数字で推移しています。「第6波」のピーク時と比べるとほぼ倍増です。BA.5による「第7波」の勢いは止まらず、救急外来や一般診療を停止する医療機関も出ている状況です。そのため、救急車の搬送先がすぐに決まらない事例も増えています。新規感染者の増加にともない、重症者も死者も増加傾向を示しています。各地で病床使用率が高まっているのに加え、医療従事者の感染も増えており、いくつかの自治体からは「医療現場は既に逼迫している」との報告が上がっています。
神奈川県の新規感染者は、一日あたり1万5千人を超え、毎日のように病院や特養ホームなどからクラスターが報告されています。自宅療養者も累計で10万4千人を超えました。県内の医療機関でも発熱外来の患者が急増していますが、希望通り受け入れられない状態が続いています。自身の感染だけでなく、家族の感染などにより出勤できない医療従事者が増え、現状の外来体制を維持するのが精いっぱいだからです。
ようやく7月22から医療従事者や介護従事者にも4回目のワクチン接種の対象が広がりましたが、医療現場や介護現場の人手不足を考えると遅きに失すと言わざるを得ません。3回目のワクチン接種も若い世代では30%~50%程度にとどまっています。感染者が爆発的に増えているなかで、「第7波」から県民の命を守る緊急施策が必要です。
そこで、下記の通り要請します。
【要請事項】
1.駅前や商店街など人が多数集まる場所で、抗原検査・PCR検査を無料で実施すること。併せて、抗原キットやPCR検査試薬の安定供給が図れるようにすること。
2.高齢者福祉施設等に抗原キットを配布するだけでなく、無料のPCR検査が実施できるようにすること。
3.発熱外来を開設している医療機関に助成金を支給すること。
4.高齢者施設等での感染予防対策に係る費用を助成すること。
5.高齢者施設等で陽性者が出た場合、往診等で協力してくれる医療機関を拡充すること。
6.高齢者施設等で重症の陽性者が出た場合には、施設に留め置くことなく、速やかに入院できるようにすること。
7.軽症・中等症用の病床確保とともに軽症・中等症といわれる患者の急変にも対応できるよう重症用の病床も確保すること。
8.急増している自宅療養者へのきめ細かなフォローが行えるように「地域療養神奈川モデル」に協力する医療機関や訪問看護ステーションの拡充を図ること。
9.3回目・4回目のワクチン接種を一日も早く実施できるようにワクチンの有効性を啓蒙するとともに協力する医療機関や集団接種会場の拡充を図ること。
以上