神奈川民医連

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【神奈川県への要請】介護従事者の確保と処遇改善に関する要請

2022.06.01

神奈川県知事
黒岩 祐治 様

介護従事者の確保と処遇改善に関する要請

2022年6月1日
神奈川県民主医療機関連合会
会長 野末 浩之

 神奈川県では、2025年度に2.1万人の介護職員が不足すると言われています。介護職員の処遇改善は、喫緊の課題です。
 政府は、分配政策の目玉の一つとして、今年2月から介護職員一人当たり月額9,000円の賃金改善を図るために補助金の支給を決めました。しかし、実際は「4,000円しか支給されない、ケアマネや病院で働く介護職員は対象外になっている」など政府が示した内容に不満の声が上がっています。月額9,000円の賃金改善では、全産業平均との賃金格差は縮まりません。さらに今年10月には、補助金の支給から介護報酬上の加算に切り替わることが予定されています。このまま実施されれば、利用者に新たな負担を生じさせることになります。
 また、介護職員の処遇改善加算は、2012年度介護職員処遇改善加算、2019年度特定処遇改善加算、そして今回の補助金と仕組みと要件がそれぞれ異なり複雑です。介護事業所では、これらに対応する実務作業が煩雑で大きな負担となっています。
 そこで、下記の要請を行います。

  1. 介護職員だけでなく、すべての介護従事者の賃金を全額公費負担により、全産業平均給与水準まで引き上げるよう政府に働きかけること。
  2. 複数ある処遇改善加算要件の簡素化を図るとともに、申請手続きの実務負担軽減化を図るよう政府に働きかけること。

以上